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実は大事!?ユーザビリティとSEO

SEO対策は、大きく「外部対策」と「内部対策」に分類することができ、ユーザビリティ(使いやすさ)の向上はこのうちの「内部対策」に該当します。

ユーザビリティの向上を図ることは、検索エンジンをターゲットにした直接的な対策ではありませんが、Googleが創業初期から一貫して最重要視している「ユーザーの利便性」に直結する極めて重要な対策と言えます。

ユーザビリティを向上させることができれば、ユーザーは不要なストレスを感じることなく、自身の目的を達成することができ、サイトへの再訪問や滞在時間が増えます。

その結果、間接的にSEOにもプラスの影響が期待できるというわけです。

ここでは、ユーザビリティを向上するために何ができるのか?

その具体例を見ていこうと思います。

① わかりやすいサイト構成

皆さんご存じの通り、WEBサイトには誰もが慣れ親しんだ、ある一定の型が存在します。

WEBサイトの左上には大体ロゴがあり、クリックすればTOPページに移動できる、ナビゲーションメニューは大体右上にあり下層ページに移動できる、といった具合です。

WEBサイト制作にあたっては、よほどの理由がない限りは、この型から逸脱すべきではありません。

ユーザーがどこに何があるのか分からなくなるからです。

ユーザーを迷子にさせない、誰もが自然とわかるようなサイト構成を心掛けましょう。

② ページの読み込み速度

読み込みの遅いページは、すぐに離脱されます。

ユーザーに不要なストレスを与えないよう、画像などの重いデータは適切に圧縮しておく必要があります。

③ 文字の見やすさ

Googleの推奨している文字サイズは、「16px」です。

ページ下部のCopyrightなど特に積極的に読ませる意図のない文字を除き、基本的には16px以上にしておくのが無難です。

どんなに小さくても12px以上にしておきましょう。

また、視認性を損ねないよう背景画像とのコントラストにも注意が必要です。

④ スマホ対応

最近は、移動中にネット検索をする方が増えた影響で、パソコンからのアクセス数よりもスマホからアクセス数のほうが多い傾向にあります。

スマホからでも快適に閲覧できるよう、文字サイズや行間を調整し、サイト構成についてもハンバーガーメニューの設置等、スマホ用の構成を準備しておく必要があります。

以上のように、ユーザビリティがSEOに影響を与えるというお話をさせていただきましたが、「ユーザビリティを向上しさえすれば上位表示される」というわけではないことも同時に理解しておかなければなりません。

サイトの上位表示に大きな影響を与えるのは、あくまでも「ドメインパワー」と「コンテンツの質」です。

スポーツなら、ドメインパワーとコンテンツの質がオフェンス、ユーザビリティはディフェンスにあたります。

SEOにおける戦いに勝利するためには、オフェンスとディフェンスの両方が必要です。

サイト制作の際には、参考にされてみてください。

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