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≪Web広告とは?②≫効果的なターゲティング

前回は、Web広告配信の基礎知識や特徴についてご紹介いたしました。今回はそのWeb広告の効果を大きく左右するターゲティング設定についてご紹介いたします。

 

【ターゲティング設定の重要性】
例えば福岡県のスイーツ店が「ケーキを売りたい」という目的で広告配信をする際、もしターゲットを絞らず広告を流すと、スイーツに興味のない年齢層や性別、または店舗と離れた地域のユーザーにまで広告が届き、広告費が無駄になってしまう可能性があります。しかしターゲティング設定を行って配信すると、関心の高いユーザーに広告が届く確率が高まり、より無駄のない効率的な配信を行うことが可能になります。
このように、ターゲティング設定は効果的なWeb広告配信のために欠かせない要素なのです。

 

【主なターゲティングの種類と特徴】
・ユーザー属性
年齢、性別、地域、職業、家族構成、世帯年収などユーザーの属性情報を基にしたターゲット設定です。
この設定によって、「福岡県に住んでいる20~40代の主婦層」など、ターゲットがはっきりしている商品の広告を効果的に配信することができます。

・行動履歴
サイト閲覧や広告クリック、商品購入や検索キーワードなどユーザーの行動履歴に基づいたターゲット設定です。
Web上の行動履歴からユーザーの興味関心を推測して配信するため、購入や問い合わせなど広告配信の成果(コンバージョン)獲得につながりやすいという特徴があります。

・リターゲティング
行動履歴ターゲティングの一種で、自社サイトに過去訪問したことのあるユーザーに配信する設定です。
購買意欲が高い層への再アプローチとなるため、効率良いコンバージョンの獲得が期待できます。
 

上記以外にも、デバイスや位置情報、曜日・時間帯などさまざまな条件でターゲットを絞って広告を配信することができます。ターゲティングは複数の設定を組み合わせることで、よりその精度を高めることができます。

 

【効果的なターゲティング設定】
①目的を明確にし、ユーザーを分析する
新規顧客の獲得なのか認知拡大なのかなど、その広告の目的によって目標とする成果は異なります。その成果に応じたユーザーの分析が、より効果的なターゲティング設定につながります。

②広告媒体の選択
媒体によってユーザー層は異なります。そのため、ターゲットとなるユーザーがより多い媒体を選択することもターゲティング設定において重要なポイントです。
媒体ごとの特徴については次回の記事で詳しくご紹介いたします。

 

【ターゲティング設定成功のポイント】
・条件を絞りすぎず、広げすぎない
ターゲットを絞りすぎると配信範囲が制限され、広すぎると意図しないユーザーにまで広告が流れてしまいます。最適なバランスを見極めることが大切です。

・データ分析と改善を重ねていく
配信結果や、季節やトレンドの変化などを分析し継続的に設定に反映することで、広告の効果を高めることができます。

 

以上、今回はWeb広告のターゲティング設定についてご紹介いたしました。
次回は効果的なターゲティング設定のためにも知っておきたいWeb広告の媒体やフォーマットの特徴について詳しくご紹介いたします。

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