reCAPTCHA(リキャプチャ)は導入した方がいい?
みなさんは、お問い合わせフォームの送信画面などで、「私はロボットではありません」の文言で表示されるチェックボックスを目にしたことはありませんか?
これは、「reCAPTCHA(リキャプチャ)」と呼ばれるスパム対策プログラムで、お問い合わせフォームなどから大量に送られてくるスパムメールを防ぐためにGoogleが開発したスパム対策サービスです。スパムメールは「bot(ボット)」と呼ばれる不正なプログラムから送信されますが、reCAPTCHAはbotと人間の操作を区別して、botによる不正な操作をブロックしてくれます。今回はこのreCAPTCHAの内容の一部を紹介させていただきます。
[導入する目的]
WEBサイトにお問い合わせフォームを設置すると、ユーザーにとって便利な反面、どうしてもスパムメールなどの不正な送信を受けるリスクも出てしまいます。このような悪質なスパムメールを防ぐために導入することが目的となります。
[スパムメールの被害]
・メール内に記載されたURLを開くことで、PCがウイルス感染をしてしまう恐れがある。
・大量のスパムメールで重要なメールが埋もれてしまう可能性がある。
・スパムメールの大量受信により、メールサーバーが停止してしまいメールが受信できなくってしまう可能性がある。
[reCAPTCHA導入のメリット]
・botからのスパム攻撃をブロックできる。
・利用料>月100万回の呼び出しまで無料。100万回以上の呼び出しでは、1000回あたり
1ドルと比較的安価で利用できる
・比較的簡単に導入できる(導入作業に伴うコストが発生する場合もある)
[reCAPTCHA導入のデメリット]
・手動のスパムには対応できない
[reCAPTCHAのバージョン]
2023年現在、reCAPTCHAではV3という最新のバージョンが提供されています。V3プログラムが「bot」の不審な動きを自動検知して、不正な送信をしようとした際にエラーを返す仕様となっており、画像を選択したり、チェックボックスにチェックを入れるなどユーザーが手間となる動作が不要な点が特徴で、ユーザビリティ重視のプログラムとなっています。
[まとめ]
スパム対策を行っていないお問い合わせフォームでは、大量の迷惑メールなどの不正送信を受ける可能性があり被害を受けるリスクが高まります。
「reCAPTCHA」は、このようなスパム対策としては非常に有効で、またGoogleが提供しているサービスということもあり信用度も高いため、導入をおすすめいたします。
以上、一部ではありますが、reCAPTCHA(リキャプチャ)の紹介をさせていただきました。
お問い合わせフォームからの迷惑メールでお困りの方は、ぜひ「reCAPTCHA」の導入を検討してみてください。