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GA4とは?

GA4とは、Google Analytics(Googleアナリティクス)4の略称で、Googleアナリティクス第4世代のことです。

Googleアナリティクスは、2005年にリリースされたGoogleの無料アクセス解析ツールで、GA4は、2013年リリースのユニバーサルアナリティクス(UA)の次世代バージョンになります。

Googleアナリティクスの第3世代にあたるUAは、2023年7月1日以降データ収集ができなくなるため、現在UAを利用している方はGA4を利用する準備をする必要があります。

今回はUAとGA4の違いについての一部をご紹介させていただきます。

1)ユーザー計測軸の違い

UAとGA4で大きく変更になった点として、ユーザー計測の軸(単位)の違いがあります。これまのでUAではセッション軸を主としていましが、GA4ではユーザー軸を主とした計測になっています。

UAではPCやスマホなどブラウザ単位でユーザーの計測を行ってきましたが、近年は、PC、スマホ、タブレットなど、一人のユーザーが複数のデバイスで同じWEBサイトを閲覧することが多くなっており、ブラウザ単位での計測は時代にそぐわない計測になってきました。

その為、GA4では異なるデバイスからのアクセスでも同じユーザーとして計測できるように見直され、セッション軸中心の計測からユーザー軸中心の計測に変わっています。

2)「探索」機能の追加

GA4には新たな分析機能としてデータ探索機能が追加されています。

データ探索機能とは、画面上でさまざまな切り口で集計を行うことができる機能で、より深堀した分析を行いたい時などに活躍します。

操作は若干複雑ですが、ディメンション(分析軸)やメトリクス(指標)の組み合わせを自由に行うことが出来るなど、高度な集計が可能になっています。

3)CV計測条件の変更

GA4では、CV(コンバージョン)の計測方法が変更になっています。

これまでのUAでは、目標に対して1回の訪問で複数回目標を達成してもCV計測は1のカウントになっていましたが、GA4では1回の訪問で複数回目標を達成した場合、達成した回数分がカウントされるようになっています。その為UAと比べてGA4のほうがCV数が多くなるケースがあります。

以上、一部ではありますが第3世代の「UA」と第4世代の「GA」の違いについてご紹介させていただきました。

基本的な部分は大きくは変わりませんが、現代のニーズにより適した分析ができるようになっているのがGA4の特徴といえます。

次回は、2023年のUAサポート終了までに対応すること(GA4の準備)についてご紹介させていただきます。

次回に続く

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